アメリカを支配するパワーエリート解体新書―大統領さえも操る、知られざるネットワークのすべて

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  • サイズ B6判/ページ数 340p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569772783
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0030

出版社内容情報

オバマ政権の構造が白日の下に晒される本。

なぜ上院議員をわずか1期務めただけのオバマが大統領になれたのか? そのカラクリから、米国パワーエリートの実像に迫る必読の書。

「パワーエリート」とは何か? それは、政治家の選出や、決断に重大な影響を与える知識人、財界人たちのことである。パワーエリートたちは、アメリカが世界の覇権国となった20世紀初頭以降、ずっと変わることなく、アメリカを本当に支配してきた。本書は、オバマ政権の成り立ちに例をとりながら、その現在における全貌を解説する、“解体新書”である。真の権力構造とはいかなるものであるのかという大命題に、あの副島隆彦氏が「日本最高のアメリカ研究家」と認める著者が、意欲あふれる執筆態勢で挑んでいる。また、より広い視野でも、「100年に1度の経済危機」の後、世界がどのような秩序に向かうのかについて、大きな流れを予測している。ベストセラー『拒否できない日本』の著者・関岡英之氏も、「年次改革要望書の黒幕・アメリカ財界の戦略を暴く、驚嘆すべき書」と絶賛する、必読の1冊である。

●まえがき ――国際的危機で実力を試されるオバマ大統領 
●第1章 オバマ大統領を育てた〈パワーエリート〉 ~なぜ上院議員1期目のオバマが大統領になれたのか 
●第2章 「プロジェクト・オバマ」 ~シカゴ・ハイドパーク財界人コネクション 
●第3章 「政権移行チーム」解読から新政権が見える ~企業社会の金(マネー)が政権を動かす 
●第4章 オバマ政権の主要閣僚一覧と簡単な経歴 
●第5章 〈パワーエリート〉だけが知っている金融危機のカラクリ ~戦前の大恐慌と変わらぬ世界 
●第6章 プログレッシブ(進歩主義者)たちが決めるオバマ政権の経済・環境政策 
●第7章 オバマ新外交政策の優先順位を読み解く ~前政権から変わらぬ「リアリスト」対「ネオコン」の路線闘争 
●第8章 民主党オバマ政権が誕生した背景 ~落日の覇権国アメリカで起きている政治思想の大変動 
●第9章 「スーパー・クラス」に立ちはだかる「世界大恐慌」 
●第10章 “無極化”へと向かう世界 ~形だけのロンドン金融サミットを終えて 
●あとがき

内容説明

「世界の二つの火薬庫での危機」と「100年に一度の経済危機」の二つの困難に直面した、オバマ新政権について、その鍵となる重要人物や人脈(ネットワーク)について論じる。

目次

第1章 オバマ大統領を育てた「パワーエリート」―なぜ上院議員1期目のオバマが大統領になれたのか
第2章 「プロジェクト・オバマ」―シカゴ・ハイドパーク財界人コネクション
第3章 「政権移行チーム」解読から新政権が見える―企業社会の金が政権を動かす
第4章 オバマ政権の主要閣僚一覧と簡単な経歴
第5章 「パワーエリート」だけが知っている金融危機のカラクリ―戦前の大恐慌と変わらぬ世界
第6章 プログレッシブ(進歩主義者)たちが決めるオバマ政権の経済・環境政策
第7章 オバマ新外交政策の優先順位を読み解く―前政権から変わらぬ「リアリスト」対「ネオコン」の路線闘争
第8章 民主党オバマ政権が誕生した背景―落日の覇権国アメリカで起きている政治思想の大変動
第9章 「スーパー・クラス」に立ちはだかる「世界大恐慌」
第10章 “無極化”へと向かう世界―形だけのロンドン金融サミットを終えて

著者等紹介

中田安彦[ナカタヤスヒコ]
1976年新潟県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業後、大手新聞社で一時勤務後、SNSI(福島国家戦略研究所)で研究員として活動。アメリカの政治思想・派閥の分析を始め、アメリカの対日戦略家たちについての研究書を刊行、その後、欧米企業を動かす人的ネットワークの研究を開始、その成果をまとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Honey

9
アメリカも一枚岩じゃない。 アメリカの国家国民の利益は顧みず、アメリカ政府をコントロールする人々の実態。国際金融とかグローバリストの陰謀などと言われると、ちょっと眉唾かな、と思ってしまいますが、これはもっと具体的・現実的な話。お金と権力を持った人たちが、有能な人材を次々リクルートしては、自分たち仲間内の企業活動がしやすいようにアメリカの政策を左右してきた実態。 国際政治の基礎知識として重要。 とはいえ、膨大な人名…なかなか頭に定着してくれません。f^^;2019/07/24

Great Eagle

0
なかなか興味深い2010/01/17

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