出版社内容情報
オバマ政権の構造が白日の下に晒される本。
なぜ上院議員をわずか1期務めただけのオバマが大統領になれたのか? そのカラクリから、米国パワーエリートの実像に迫る必読の書。
「パワーエリート」とは何か? それは、政治家の選出や、決断に重大な影響を与える知識人、財界人たちのことである。パワーエリートたちは、アメリカが世界の覇権国となった20世紀初頭以降、ずっと変わることなく、アメリカを本当に支配してきた。本書は、オバマ政権の成り立ちに例をとりながら、その現在における全貌を解説する、“解体新書”である。真の権力構造とはいかなるものであるのかという大命題に、あの副島隆彦氏が「日本最高のアメリカ研究家」と認める著者が、意欲あふれる執筆態勢で挑んでいる。また、より広い視野でも、「100年に1度の経済危機」の後、世界がどのような秩序に向かうのかについて、大きな流れを予測している。ベストセラー『拒否できない日本』の著者・関岡英之氏も、「年次改革要望書の黒幕・アメリカ財界の戦略を暴く、驚嘆すべき書」と絶賛する、必読の1冊である。
●まえがき ――国際的危機で実力を試されるオバマ大統領
●第1章 オバマ大統領を育てた〈パワーエリート〉 ~なぜ上院議員1期目のオバマが大統領になれたのか
●第2章 「プロジェクト・オバマ」 ~シカゴ・ハイドパーク財界人コネクション
●第3章 「政権移行チーム」解読から新政権が見える ~企業社会の金(マネー)が政権を動かす
●第4章 オバマ政権の主要閣僚一覧と簡単な経歴
●第5章 〈パワーエリート〉だけが知っている金融危機のカラクリ ~戦前の大恐慌と変わらぬ世界
●第6章 プログレッシブ(進歩主義者)たちが決めるオバマ政権の経済・環境政策
●第7章 オバマ新外交政策の優先順位を読み解く ~前政権から変わらぬ「リアリスト」対「ネオコン」の路線闘争
●第8章 民主党オバマ政権が誕生した背景 ~落日の覇権国アメリカで起きている政治思想の大変動
●第9章 「スーパー・クラス」に立ちはだかる「世界大恐慌」
●第10章 “無極化”へと向かう世界 ~形だけのロンドン金融サミットを終えて
●あとがき
内容説明
「世界の二つの火薬庫での危機」と「100年に一度の経済危機」の二つの困難に直面した、オバマ新政権について、その鍵となる重要人物や人脈(ネットワーク)について論じる。
目次
第1章 オバマ大統領を育てた「パワーエリート」―なぜ上院議員1期目のオバマが大統領になれたのか
第2章 「プロジェクト・オバマ」―シカゴ・ハイドパーク財界人コネクション
第3章 「政権移行チーム」解読から新政権が見える―企業社会の金が政権を動かす
第4章 オバマ政権の主要閣僚一覧と簡単な経歴
第5章 「パワーエリート」だけが知っている金融危機のカラクリ―戦前の大恐慌と変わらぬ世界
第6章 プログレッシブ(進歩主義者)たちが決めるオバマ政権の経済・環境政策
第7章 オバマ新外交政策の優先順位を読み解く―前政権から変わらぬ「リアリスト」対「ネオコン」の路線闘争
第8章 民主党オバマ政権が誕生した背景―落日の覇権国アメリカで起きている政治思想の大変動
第9章 「スーパー・クラス」に立ちはだかる「世界大恐慌」
第10章 “無極化”へと向かう世界―形だけのロンドン金融サミットを終えて
著者等紹介
中田安彦[ナカタヤスヒコ]
1976年新潟県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業後、大手新聞社で一時勤務後、SNSI(福島国家戦略研究所)で研究員として活動。アメリカの政治思想・派閥の分析を始め、アメリカの対日戦略家たちについての研究書を刊行、その後、欧米企業を動かす人的ネットワークの研究を開始、その成果をまとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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